【Handy Museum〜Rock'N'Soul Museum〜Blues City Cafe〜トロリーバス】
まだまだ観る所がいっぱい、予定の半分も観れてないなぁ、
昼間しか行けない所もけっこうあるから、順番が難しい…
次に行ったのが「W.C.Handy Museum」
ブルースの父、ハンディの家を資料展示用に残してあるのだが、
残念ながら、空いていなかった。ビール・ストリートの東の端に
ひっそりと建っている、良く見ないと見逃す位の小さな小屋だった(^。^)
でもここから、ブルースが世界に広まっていったと思うと感無量♪(T-T)
数軒隣には「Handy Park」
※ビール・ストリート正面入口
※銅像横がルーファスの石碑 ※WCハンディの巨大銅像、4m位
※顔のアップ、似てる?
こちらはW.C.Handyの記念公園で
週末や暖かい時期の夜は屋外ライブも多数開催されているとのコト、
さすがに雨の午後なので人気も全くない(^_^;)
それにしても寒い…一体何度位なんだろう???
W.C.Handy Museumの斜め向かいも大きな公園になっているのだが、
よ〜く見ると、花だと思っていた樹の先に付いていたのは氷!
これって、つらら…???
昼の内に観ておきたかった場所がもう1か所
「Rock’N’Soul Museum」
Fedex Forumのすぐ隣、向いにはギブソン・ギター工場がある。
スミソニアン博物館の協賛で中の展示物は見ものらしい♪
入口で10ドルを払い、中は撮影が出来ないのでカメラを預けるのだが、
フロントのオニーサンが、ここから1枚だけ撮っていいよ♪と言ってくれる!(^^)!
が、入口が明るく、中が暗い照明を計算出来ずに写真は大失敗(笑)(^_^;)
各展示の音声ガイドの機械をもらい中へ、
最初はビデオでの大まかな歴史の説明から、
南部のソウルとプレスリーについてがメインらしい。
ビデオ上映が終わると展示ブースへ、
最初は綿花栽培、農具の民家の様子を模型で展示、
木のベット等はトム・ソーヤのアニメの実物って感じ。
黒人も白人もみな貧しかったとの説明書き…
この頃の最新式ジューク・ボックスは10枚入り、
残念ながら音は出ない模様。
次のフロアはRobert JohnsonとJimmy Rogersについて、
次のフロアはW.C.Handyのレコード
壁には当時のライブのポスターが、出演アーティストが豪華!
これだけのメンツが1晩に集まったの!?
Fats Domino
Ruth Brown
The Turbands
Little Willie John
The Clovers
The Cadillacs
Little Richard
Choker Campbell
この豪華ライブで2ドル、安っ!
そして傍らには当時のジャグ・バンドが使っていたという楽器
逆さにしたブリキのバケツの底にホウキの柄を付けスプリングと麻のヒモで
弦を張っている。
触ってもいいらしいので、ヒモを弾いてみるが、音が出ない…
弦をピンと張るには…ホウキの柄を持ち…バケツを足で踏み…
「ボーン♪」出た♪
これは、ベースの音!
ウッドベースとそっくりな音がする♪
なるほど、ホウキで弦の張り具合を調整して音に高低を出す仕組み!(^^)!
これで音をコントロールするのは難しそう。
金が無くても工夫すればいい音は出せるのね〜(^。^)
次のブースはWDIA局について、
メンフィスの伝統的な黒人のラジオ放送局で
ルーファス・トーマスが黒人で初めてエルビスのレコードを
オンエアーしたのは有名な話♪
ここでの展示はWDIA局が持っていた少年野球チームについて、
地元の少年の為にチームを作っていて、ユニホームを支給していた。
隣には30年代半ばのジュークボックスの展示、
この頃になると24枚のレコードが入るようになり、
硬貨の入り口は 5セント、10セント、25セントの3種類に増えていた。
次のブースはサン・レコード、
プレスリーを世に送り出したレーベルで、
プレスリーのステージ衣装を多数展示。
アメリカン・バンド・スタンド(TVプログラム)
ウイーク・デイの3〜5時に放送されていた音楽番組。
名だたる若手アーティストが出演したがエルビスだけは出演しなかった。
隣にはアイク・ターナーの最初のレコーディングで使用されたピアノが、
説明にはメンフィス・レコーディング・サービスの
最初のヒットがアイク・ターナーだったと書いてあった。
次がSTAX、Hi-Recordsのフロア
まずはアル・グリーンのステージ衣装(ソウル・スーツ)&ゴスペル・ローブ
Ace Cannonこちらもソウル・スーツ
Willie Michellは派手な刺しゅう入りのGパン、Gジャン
Ann Peeblesはスパンコールのナイト・ドレス
ハイのアーティストって地味な印象があったんだけど大間違いでした(笑)
隣がSTAX
8トラック・カセット、STAX/Voltトランプ
メルティング・ポット(Booker T & The MGs)は
人種のるつぼ、の意味で使われる言葉だが
Booker T & The MGsに同名のヒット曲もある。
展示してあったのはメルティング(溶かす用の)・ポット
カーラ・トーマスの衣装はオレンジのストライプのパンツスーツ
細い!昔のカーラはこんなに細かったのね(笑)
奥にはアイザック・ヘイズのピアノと毛皮のコート&時計
時計はグランドピアノの型で蓋を開くと文字盤が、
総ダイヤ張り(@_@;)
次のフロアーは
エルビス Suspicious Mindの録音で使われた楽器
ハモンドL-11オルガン
フェンダーJazz Master Guitar
衣装の展示が2点、プレスリーといえばお馴染みの
袖からヒラヒラの例の衣装です♪
最後のフロアでは社会的な展示が
I Am A Manの旗(メンフィスのゴミ業者のストライキに使用された旗の実物)
We Shall Overcomeの楽譜
Ben Branchのサックス
(40〜50年代のインストゥルメンタル・ミュージシャン&バンド・リーダー)
公民権運動についての説明
アフロを固めるジェル&スプレー
ステージでアフリカの衣装
(アレサのAmazing Graceのジャケみたいな衣装)
最後はWATTSTAXのパネルの展示で終了♪
…ノドが渇いた…
ミュージアムの中は暖房が効いていて、しかもかなり乾燥していたので
ノドがカラカラ、何か飲みたいが街中には自動販売機は1台もナイ!
なので何かを飲むのには店に入らなければならない、
ビール・ストリートを見ながら歩き、
結局1番端のBB King Blues Cafeへ
昨日とは違うスタッフ、多分2交代制だろう、
ライブは夜から、この時間(5時頃)はカフェ営業。
カウンターでスプライトを注文、日本のマックのLサイズが
メンフィスのレギュラーサイズ、$2.50-
3ドル払ってお釣りはいらないと言ったら
飲み終わった時にショットガンでもう1杯注がれる(^_^;)
サービスは嬉しいけど、もう飲めないって…
スプライト大盛り2杯でお腹イッパイになり外へ
買い物しようと思っていたメンフィス・ミュージックと
A- Scwabsは閉まっていた…閉まるの早いなぁ…
表を歩いていると昨日とは違う黒人に声を掛けられる、
どこに行きたいんだと聞くので
ライブのある店を探してると言うと、ついて来いと言う…
何て店に行くのかと聞いても答えない…
ナンカ怪しい雰囲気…
しまいには2ドルくれと言い出す…またホームレスかぁ(^_^;)
これは関わらないようにしよう、サヨナラ〜
ホントに普通の人と見分けがつかない(笑)
通りの向かいで呼び込みのお兄さんが声を掛けてる
B.B. King Blues Cafeの向かい、Blues City Cafe。
昼間入ったのと同じ店だが、
このお兄さんがいたのは夕方から営業のライブハウスの方。
同名のカフェ、ライブハウスと土産物屋が並んでる。
他の店ではまだライブは始まらないようなので入ってみる。
ライブまではあと30分位、さっきのスプライトでお腹イッパイだけど、
まだメンフィス名物で食べてない1品がオススメメニューに書いてある。
メンフィスのBBQ、ガンボともう1つの名物がキャットフィッシュ♪
日本でいうところのナマズ。せっかくだから注文。
出て来たのは15センチ位のフライが3尾分、
フライはパン粉のフライではなくって、いわゆるから揚げ。
白身で淡白だがしっかり味はついてる。
アジのフライに似た味、美味♪
付け合わせにタルタルソースとパンは定番みたい、
やっぱりポテトは超大盛り(笑)
コールスローは甘い、日本には食べた事のない味
さっきのスプライトが効いてる、半分食べてお腹イッパイ、ギブギブ…
そのうち始まったライブは白人2人組のバンド、
カントリーロックかな?そういえば、お客さんみんな白人…
せっかく入ったから頑張って聞く、
キャットフィッシュも頑張って食べる、
いろんな意味でお腹イッパイ…(@_@;)
外に出て散策、夜のビール・ストリートで行きたかった店がもう1件、
クラブDJのオイラとしては、メンフィスのクラブにも是非行ってみたい♪
Handy Museumの通りを挟んで向かい側に「Plush Club」というのがある。
日本でHPを確認したところ、R&B、Hip-Hop系のクラブらしい、
入口まで来てみるが人の気配は無し…まだ時間が早いのかな?
まぁ、夜はこれからだし、また後で来てみよう♪
それにしても人が少ない、しかも若者の姿は皆無…
まあ、正月明けの平日で雨だから当然なのだが、
ビール・ストリートはブルース、ソウルだけでなく、
ロック系のお店も多数、看板を見るだけでいかにもソレと判る店ばかり。
※昼間撮影の写真デス
ライブ・ハウスが多いが、いわゆるギフト・ショップも沢山。
夜遅くまで営業している店も数件ある。
せっかくなんで、中を覗いてみると、Tシャツ、置き物、小物類と、
音楽に因んだグッズが沢山、どのジャンルの店も個性的で、
観ていて全く飽きない(^−^)
ロックの源流をたどればブルースに行き着くのだから
ビール・ストリートにロックの店が沢山あるのは自然なコト♪
数あるショップの中でどうしても気になっていたのが
「Memphis Music」
中はレコードCDショップで音楽グッズも多数扱う店。
メンフィスを紹介する本やWEBページで看板の写真が載る事も多く、
入り口のディスプレイもメチャ凝ってる。
今回入り口に飾ってあったのは、ポスター、Tシャツ、そして便器!
便器といっても只の便器ではなく、便座の蓋の部分に
ギターやサックスが描かれたアート感たっぷりの便座♪
ここで、レアCDや珍しいグッズを買えたらいいなぁ、と思っていたのが
残念ながら正月休み中…(T_T)
DST便座リニューアル計画も実現ならず…
店の入り口から電気の消えた店内を食い入るように覗き込むコト数十分、
街ゆく人もみんなこっちを振り返ってる…
イカン、怪しい人になってる…
ホームレスらしき人達も次々に声を掛けてくる…
閉まってるもんはしょうがない、今日はこれくらいで勘弁してやろう(T_T)
今夜はライブをやってる店も少ないみたい…
外から覗き込んでもミュージシャンの姿が見えない…
そろそろ11時だし、雨も強くなってきたから今日はこれで終わりかなぁ…
最後に「Plush Club」の前まで行ってみるがやっぱり閉まってる…
明日に期待して今日は帰るか…
そういえばメンフィス名物トロリーバス乗ってないなぁ、
まだ間に合うかな?
ビール・ストリートの1ブロック隣、歩いて2,3分の所に
メイン・ストリートがあり、トロリーバスは5分おき位にやってくる、
バス停というより待合い所みたいに屋根のある綺麗な停留所が
※昼間撮影の写真デス
数ブロック毎にあり、チョットの間待つだけでレトロな雰囲気を
漂わせた木製路面電車がやって来る。
トロリー入口は前後どちらからでも乗れて、
中に入ると紙幣投入口があり、1ドルを支払うと終点まで行ける。
因みにお釣りは出ないらしい。
運転手さんに行先を言えばどこで降りればいいか教えてくれる。
ホテルの名前を言うと、近くの停留所で、
「ここで降りてあの方向だよ♪」と教えてくれる(^。^)
停留所からホテルまでは約100メートル。
ほんの1ブロック先になるのだが、人通りの無い暗い道を1人で歩くのは
ハッキリ言って怖い!
露地の裏から怖い人が、とか、たまに通る車がいきなり止まって、とか
またまた妄想族になってしまう…
辺りをキョロキョロしながら無事にホテル着♪
そういえば、メンフィスの道路はホントにキレイ♪
道にゴミが一切落ちてない。自動販売機も無いから街全体がスッキリして観える。
ホテルのフロントで
「なんで道がこんなにキレイなの?」と聞くと、
「そんなにキレイ?」と聞き返される。
日本の道路とは大違いだ…
朝一番で清掃車が走っているらしいが、
って事はあれで1番汚い状態ってコトだよなぁ…
あれだけキレイだとゴミ捨てたらイケない気になるよなぁ、
みんなの心がけ次第ってことかな、見習わなくては!(^^)!
部屋に戻りテレビをつけてみる、
チャンネル毎にコンテンツが特化されていて、
チャンネル数もケーブルなので最大100チャンネルまである模様、
泊まった部屋のテレビは40チャンネル位ありました(>_<)
ニュースだけでも、アメリカ全土、CNN、メンフィスローカル等、
細分化されていて、日本のようなワイドショーとニュースが
一緒になったような番組はないみたい。
ドラマも内容によって細分化されていて、
映画、ホラー、ミステリー、アクション、ホームドラマ等
とにかく何でもあるみたい、
ケーブルTVを日本で観てる人には普通なのかな?(^^)
2時間程のザッピングで一通り観て就寝。zzz
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